一月ほど前の事になりますが、南三陸~女川~石巻の海岸線近くを廻ってきました。
写真は南三陸商店街
津波に流されてしまった為、仮設の商店街ができています。
商店街の方は明るく応対してくださいましたが、どんなに悲しい思いを秘めていらっしゃるかを思いながらのお買い物でした。
南三陸町防災対策庁舎 たくさんの方が手を合わせていらっしゃいました。
壊される事が決定した後もさまざまな意見が新聞を飛び交っていましたね。
辛くなるから見たくないというお気持ちも理解できるし、あの事を忘れないで欲しいというお気持ちも理解できます。
TVや新聞で何度も目にしましたが、実際に訪れると胸が締め付けられるような思いがしました。
女川から石巻辺りは、ほとんどが大規模工事中です。
大震災大津波から2年半が過ぎましたが、まだまだ先が見えないという感じがします。
大震災の数年前に旅した美しかった海、海岸線の景色がどうなってしまったのかとても気になっていて、ほとんど同じ行程で廻ったのですが、やはり別の景色が広がっていました。
特に北上川河口付近の景色は様変わりしていました。
日常が一瞬にして失われてしまった方々の事を思うと、言葉が見つかりません。
報道も少なくなっていますが、実際に訪れてみて、過去の事と済ませてはいけないことを実感しています。
こちらの風景があまり変わっていない事は救いでしたが、「地盤沈下しているので気をつけてください」と書かれた、前には無かった立て看板がありました。